一日一善と三膳

一日一善と三膳を通して世界とおれを幸せにする

渋谷から祈りを込めて

810日木曜日 曇り時々雨。

 

予定通りにいけば、お盆休み中に娘が生まれる。今日は父親になる前、最後の休日前夜。

 

おれは渋谷に繰り出した。

 

友だちとご飯を食べに。ゲームセンターでメダルゲームをしに。合コンをしに。18歳から25歳までの間、何かと渋谷に来た。

 

一昨日、会社のベランダで煙草を吸っている時に、最近渋谷に行ってないなと思った。

 

ゲームセンターがやたらと懐かしく思えた。それで今日。仕事を終えて、まっすぐ渋谷へ向かい、ゲームセンターに入った。

 

もう好きだったメダルゲームは軒並みなくなっていたけど、楽しんだ。

 

ぐるぐると回る数字や絵柄を眺めながら、”そうか。おれも父親になるんだな”と、なんだか初めて腑に落ちた気がした。

 

どうしてなのかはよくわからないが、とても静かな気持ちになっている。今。

 

そう言えば、嫁と初めて会ったのも渋谷だった。大学を出て、社会人になってすぐ、友だちのリクエストにお応えして、合コンを開いた。嫁はそこにいたんだった。

 

おれも嫁も生まれは田舎だ。家族の中で娘が一番の都会っ子になるんだな。

 

どんな風になってほしいかな。ありきたりだけど、とにかく健康でいてくれれば、それで良いな。いや、それが良いな。健康第一だ。

 

保険に入らなきゃな。おれが死んだら二人とも路頭に迷う。まではいかなくても、困ると思う。

 

しっかりしなくちゃ。何を?わからないけど。

 

娘にも嫁にもいつも笑っていてほしいな。

 

会社のおじさんたちが言ってた。「かわいいけどね、その内臭いって言われるようになるから」って。

 

おれは、臭く、なりたく、ない。

 

 

すぐに娘がいることも日常になってしまうと思う。だけど、今日のこの気持ちを忘れずに、一緒に生きていきたいと思う。

 

今はとにかく、安産を祈ろう。

 

渋谷のカフェにて。