6月26日月曜日。 雨時々曇り。今朝の体重75.1kg。
おれは密かに豚足が食べたいと思っていた。ある日嫁にそのことを伝えた。
おれ 「豚足が食べたいから、買ってきてください」
それから15分後
嫁 「スーパーの人に聞いたけど、売ってないって」
そんなわけがない。そのスーパーは近所でも屈指の大きさと品揃えを誇るスーパーなのだ。だがしかし、そう言われてしまえば、もうこれ以上おれにはなす術がない。今度自分の目で確かめるしかない。
それから数日経った週末に、そのスーパーに行った。なかった。まじかよおおおおお。嫁、疑ってごめん。それからおれは近所のスーパーを3件はしごした。が、どこにもなかった。おれは豚足難民になってしまった。
そしておれはAmazonなんかの存在をすっかりと忘れてしまい、母親に電話でお願いした。
おれ 「豚足を送って欲しいんだけど」
母親 「そっちには売ってないの?」
おれ 「少なくともおれの暮らす街では入手できません」
母親 「そっちの人は食べないのかもしれないねえ」
おれ 「まあ多分そういうことなんだろうね」
母、ありがとう。そして、一昨日の土曜日に実家から荷物が届いた。豚足きたあああああ。狂喜乱舞するおれに、引く嫁。構わないさ。おれは豚足が食べられればそれでいいんだ。
母親との電話には続きがあった。
おれ 「そう言えば、竹田屋の弁当も食べたいから、今度帰ったら連れて行ってください」
母親 「竹田屋はもうないよ」
おれ 「ええ!?」
母親 「おじちゃんが亡くなって、おばちゃんが店をたたんだよ」
中学の時、土曜日の午後からの部活前に必ず食べていた竹田屋のチキン南蛮弁当。おれはもう二度とあのお弁当を食べられない。沈黙するおれに母親が続けた。
母親 「でもあそこのチキン南蛮は冷凍のやつだったから、似たようなお弁当屋さんを探せべ多分食べられるわよ」
まじかあああああ!
おれ 「まじで?」
母親 「多分ね」
おじちゃんが亡くなったことも知らなかった。おじちゃんの冥福を祈り、そしておれはあのチキン南蛮を探す旅に出ることを決意した。
会社の傘立てに刺さっていた傘の水を切ってあげた。一日一善。第29善。ごちそうさまでした。この善行はこれからの季節、頻繁にできそうだ。
朝 ドトールのアイスコーヒーにガムシロとコーヒーフレッシュ、梅干しおにぎり166kcal
昼 梅干しおにぎり166kcal 蒙古タンメン中本スープ75kcal
夜 ごはん、いなばとりそぼろとバジル、ポテトサラダ 多分800kcal
トータル1,300kcal 一日三膳。ごちそうさまでした。
今日も帰りに40分ほど歩いた。股擦れを起こさないように気をつけながら歩いた。気がついたらパンツが食い込んでいる状態だった。サイズが合っていないのだろうか?
豚足はまだ食べていない。今週の土曜日の21時に食べようと思う。
(執筆時間48分)